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CHAPTER 10

泣き虫 - Crybaby

私は一度も泣いたことがありません。泣くことができないんです。

私の弟は小さいとき、とても泣き虫でした。私は泣くことができないので、弟がうらやましかったです。

弟が泣くと、私の両親は弟に優しくて、それがとてもうらやましかったです。

私もたくさん泣きたかったです。泣こうと思いました。でも、泣けませんでした。

色んな方法を試しました。

感動する映画を見てみました。

『トイストーリー』を見たり、『戦場のピアニスト』を見たり、『おくりびと』を見たりしました。

私の家族は、みんな泣いていました。でも、やっぱり私は泣けませんでした。

私は、玉ねぎをたくさん切ってみました。

お母さんは玉ねぎを切っているとき、たくさん泣きます。でも、やっぱり私は泣けません。

友達や家族の死も想像してみました。

例えば、夜、寝るときに、目を閉じて、おじいちゃんのお葬式を想像してみました。もちろん、このことはおじいちゃんには言ってはいけません。

私はおじいちゃんが大好きなので、とても悲しくなりました。でも、やっぱり泣けませんでした。

私は、どうしても泣けませんでした。弟は、「泣かない方がいいよ」と言いました。でも、私はどうしても泣いてみたいのです。

私は、神様にお願いしました。“一度だけ泣いてみたいです”

すると、神様が「願いを叶えよう」と言いました。

そして、次の日、私は『トイストーリー』を見ました。そして、泣きました。玉ねぎを切ると、涙が出てきました。私はたくさん泣きました。

私はとても嬉しくて、またたくさん泣きました。涙がたくさん出てきました。

やっと泣けました。

嬉しいとき、悲しいとき、楽しいとき、怒ったとき、私はいつも泣きました。私は、世界で一番幸せな人になりました。

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