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CHAPTER 13

落とし物 - Lost Item

今日は歯医者の日だったので、隣町にある歯医者までバスで行かなくてはいけませんでした。マリはお昼ご飯を食べて家を出ました。少し前をおじいさんが歩いていました。

マリがバス停に着くと、前を歩いていたおじいさんが列に並んでいました。そして、マリはおじいさんの後ろに並びました。

そのおじいさんは、背が高く、髪が真っ白でした。そして、スーツを着て、帽子を被っていました。

マリは、「このおじいさんはどこへ行くんだろう?」と思いました。

ところが、おじいさんは突然列を離れて、どこかへ歩いていきました。その時、何かが地面に落ちました。

マリはそれを拾って、「落とし物です!」と言いました。でも、おじいさんはもういませんでした。

拾った物を見ると、それは指輪でした。すると、隣町に行くバスが来ました。

マリはとりあえずバスに乗って考えました。どうやっておじいさんに指輪を返そうかな。歯医者さんにいるときも、指輪のことを考えていました。おじいさんは困っているかな?それとも泣いているかな?

夕方、マリはバスに乗って帰ってきて来ました。

マリが指輪を拾ったバス停で降りると、あのおじいさんがバス停のベンチに座っていました。

マリはおじいさんに「すみません」と言いました。「このバス停で指輪を落としませんでしたか?」

おじいさんは驚いてマリの顔を見ました。

「ここで、この指輪を拾ったんです」とマリは言いました。

すると、おじいさんは泣きました。

そして、「ありがとう」と言いました。

「これは、昔、恋人に買ってあげた指輪なんです。

その人は結婚していて、子どももいます。だから、私がこの指輪をずっと持っていました。

その人は、今、不幸にも病気で入院しています。あと一週間しか生きることができません。だから、今から病院に行って、この指輪をあげてきます」

そして、バスが来ました。おじいさんは、マリにもう一度「ありがとう」と言って、バスに乗りました。

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